長いゴールデンウィークが終わり、元号も「令和」に移り変わりました。
銭宝地区では、毎年この時期が田植えのシーズンです。
今年は連休の前半は、雨が多く不安定な天気でしたが、中盤から天気が続き、絶好の田植え日和でした。今年も里帰りや田植えを手伝いに帰ってくれる方達で、銭宝は賑やかになりました。
全国でも珍しく集落の全戸が加入し、農業経営を行っている布施2集落のファーム布施でも、連休中は普段帰れない県外に住む出身者や友人など、うれしい助っ人が田植えを手伝いに帰ってくれました。
銭宝の夜は蛙の大合唱でとっても賑やかです。まだまだ田植えは続きます。。
山野草の楽園では、3月中旬からミスミソウを皮切りに様々な春の野草が花を付け始めます。
今はカタクリ、シュンラン、サンカヨウなどが花を咲かせているところです。
ヤマシャクヤクも蕾を付け、クマガイソウ、イワカガミ、ハッカクレンなども芽が大きくなっています。
山の中でひっそりと咲く、山野草をぜひ見におこしください。
銭宝地区では、地区社協の銭宝ブロックと自治会の福祉環境部、地区別戦略の健康福祉部とが中心になって、高齢者を対象に食事の提供と体操を行う「いきいきサロン」を現在月に1度行い、多くの方に参加していただいています。
しかし、耳が聞こえにくい方や足が悪い方など「他の方に迷惑がかかるから」と参加を遠慮される方も多くおられ、少人数でどなたでも気兼ねなく参加できるようにと今年の5月より健康福祉部が中心になって「銭宝の寄り合い処 サロン田屋」を開始しました。
地域の交流の場、健康づくりの場として、現在週1回のペースで行っています。
一日の流れは、簡単な健康チェックをした後、スタッフと一緒に昼食を作っていただいたり、ゲーム等を楽しんでいただき、午後からは健康体操で体を動かして3時のお茶の後解散、という形で行っています。毎回10名前後の方が参加し、おしゃべりや食事を楽しんで帰られます。ボランティアの人数もまだ少なく、負担が大きくなってしまわない様、お互いが無理なく楽しい時間を共有できる空間を目指しています。
高齢の方は、経験豊かな知識を私たちに伝えることで活動を支えています。お互いが支え、支えられながら「サロン田屋」がこの地域を維持していくために必要な場所となる様に、次の世代までつなげていきたいと考えています。
日当たりのよい山の斜面いっぱいにミスミ草(雪割草)。ピンクに白、濃い紫の小さな花がおひ様に向かって花開きました。
スギ林の中、風にそよぐ3輪のユキワリイチゲ。「あっ、こんなところに」と、いとおしくうれしくなります。
霜の朝を迎えることもありますが、日差しは明るく強くなりました。
水稲の苗作りが始まり、いよいよ農作業がスタートです。
銭宝の里の春です。
文 三上富子
写真撮影 3月25日午後4時、晴れ 上田松子
今年の3月いっぱいで残念ながら廃線が決まっている、三次と江津を結ぶ「三江線」。
廃線が決定した現在も、全国から多くの鉄道ファンが訪れています。 その三江線を紹介する「三江線プラン8」という小冊子を、広島市の安芸矢口企画という方々が発行していました。
その小冊子、鉄道を愛する(と思われる)7人の編集者が8通りのプランで三江線に乗ってそれぞれの旅を紹介する、というちょっとマニアックでとても面白い内容なのですが、そのプランの一つ「世界注目 瑞穂の里の旅」の中で、銭宝地区が紹介されていました。
プランとは別に、高野山にも登ってくださったようで、山頂の展望台も紹介されており、うれしい限り。
ただ、三江線が運行している3月までに、この紹介されているプランで旅するのは厳しいかも。。(朝5:44三次発の電車に乗車のため。。)
安芸矢口企画の皆さん、紹介してくださって、ありがとうございました!
安芸矢口企画
http://geibies.com/yaguchi/news/?m=201612