今年の7月から、県が主催する「学生の石見地域研究事業」を受けて、長ぐつカフェのメニュー開発に取り組んでくれている、島根県立大学の金野ゼミの皆さん。カフェオープンの時はもちろん、ぜにほうの地域学校で行われたデイキャンプやビアガーデン、クリーン作戦など地域の行事にも積極的に参加してくれました。現在2月の新メニューのお披露目会を目指して、地域の郷土料理を取り入れた美味しいメニューを考案中です。
そして昨日、12月16日(日)に地域の女性グループ「フレッシュ円」の皆さんの協力を得て、銭宝に昔から伝わる料理の調理実習を行いました。各家庭に型枠もあり、作り継いでこられた角寿司や、葬儀の時に出される「つぼ」や「平」(煮しめ)、この地域の方にはお馴染みの白和えや天ぷら等の料理を教えていただきました。学生さん達の時間が限られていたため、下ごしらえ等、「フレッシュ円」の皆さんにお任せしましたが、初めて体験する角寿司などの郷土料理に、皆さんがんばって取り組んでおられた様です。
作った料理で角寿司とおむすびの2種類のプレートを作り、皆さんで一緒にいただきました。また当日田屋でクリスマス会を行っていた若宝会、粋宝会の方にも試食していただき、皆さんの感想をお聞きしました。「器や盛り付けが変わると雰囲気も良くなるね」等、好評だったようです。
学生さんには長ぐつカフェの看板メニューになるような、素敵なメニューを楽しみにしてますね!
秋晴れに恵まれた11月10日(日)、八色石集落の龍岩保養館で地域学校がありました。
今回は「地域のかずら細工の名人にかごの作り方を教えてもらおう!」という企画。小さなお子さんを連れたお母さんや小学生など、16人が参加されました。
まず、かずらがどの植物かを実際見て教えていただき、引っ張って取ってみました。「かずら」という植物があるのかと思っていましたが、「つる」のある植物をそう呼ぶとのこと、藤や葛など色々な種類の植物を使うそうです。葛などは至る所に生え広がっていて、草刈りに大変な植物。昔の人は、それを使って籠や食料として活用していたんだな~と感心しました。
さて、作り方やコツを教えていただいて、さっそく皆さんで籠を作っていきます。
太いものから細いもの、ごつごつしたものから素直なものまで、前もって沢山用意してくださっていたかずらから、自分のイメージに合ったものを選び、籠を作っていきました。小さなかわいい籠や持ち手が付いたもの、大きな籠まで皆さん個性的なかごができました。
身近にある植物なので、また家でも作ってみたいと思います。ありがとうございました!
10月21日(日)ALL ONE familiaのコンサートが布施公民館ホールでありました。
当日は秋晴れの良いお天気で、地区内外や町外から、子どもから高齢の方まで約70名の方が参加され、一緒に音楽を楽しみました。
当日出演予定だったPedro Fonseca(ペドロ・フォンセカ)は、腕の怪我のため、残念ながら参加できず、ALL ONE familiaの皆さんには休憩を挟んで2部構成で演奏して頂くことになりましたが、1部と2部で少し雰囲気を変え、2部では観客からのベニー・グッドマンの「シング、シング、シング」を聞きたい!」というリクエストに、急遽ドラムソロで応えてくださったり、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を演奏してくださるなど、観客を巻き込んだトークと歌や踊りに会場も盛り上がり、高齢の方も席から立ち上がって踊りだす姿が見られました。
いつものライブとは違う年齢層の観客を前に、ボーカルの上代さんは「お父さん、お母さんに発表会を見てもらっている気分」と言って笑わせてくださったり、会場は和やかで楽しい雰囲気に包まれました。
当日は恒例のカフェもオープンし、お菓子作り名人の手作りのクッキーやマフィンと飲み物を音楽と共に楽しみました。
ALL ONE familiaの皆さん、楽しい時間をありがとうございました!
交流施設として、これから銭宝の中心になってくれる空き家「田屋」の新しい名前が「長ぐつCafé」に決まりました!
ひと昔前、ご近所の縁側で集まっておしゃべりすることを「長靴喫茶」と呼んでいたという話から付いたこの名前。地域の方からたくさん応募があった中から投票していただき、この名前に決まりました。
そして早速、ゴールデンウイーク中の5月4日、田植えの忙しい時期に休んでもらったり、山野草園を見に来られた方に立ち寄っていただけたらと、長ぐつCaféをオープンしました。
当日は天気も良く10時の開店と同時に田植えをしていた皆さんが、長ぐつ姿で休憩に来てくださいました。
田ぐつ、長ぐつの皆さんは、靴を脱ぐのが大変なので外にテーブルを運んで、コーヒーと手作りケーキでほっと一息。長ぐつカフェの看板男性たちの写真をパチリ。
帰省されていた出身者の方も来て下さり、急なオープンだったにも関わらず、50名近くの方が集ってくださいました。
また一日限定で、地域のパッチワーク作家の作品展示もあり、大きな作品でとても素敵な空間になりました。
まだ不定期ですが、これからカフェやイベントを企画していきます。ホームページやFacebookでも予定が決まればお知らせしようと思いますので、ぜひお越しくださいね!
2月12日(月)、毎年恒例の銭宝冬季オリンピックが布施公民館ホールでありました。
当日は雪も降る中、55名もの方が集まり、「カローリング」やフィンランド発祥の「モルック」、子どもは「風船とり」などのゲームを楽しみました。
今年初めて行った「モルック」というゲームは、スキットルと呼ばれる番号の書かれた木の棒を並べて(ボーリングのピンの様な感じ?)、3~4メートル離れたところからモルックという木の棒を投げ、倒れたスキットルの番号や本数でゲームが進んでいく、というもの。投げ方も自由で、体力や年齢に左右されず、また50点ピッタリにならないと、また振り出しに戻ってしまう!というルールのため、皆さんかなり盛り上がり、あちらこちらから歓声があがりました。
関東から邑南町へのIターンを希望され、当日参加してくださったご家族も、小さな子どもさんと一緒にゲームに加わり楽しんでおられたようでした。
ゲームが終わった後は、フレッシュ円の皆さんに用意していただいたカレーをいただきました。
今年の冬は雪も多く、つい家に籠りがちになってしまいますが、皆で集まって賑やかに過ごし、心も身体も温まった1日でした。