銭宝地区にある3集落のうちの一つ、八色石と言う名の集落で春祭りが行われました。4月3日のことです。
鎮守様は龍岩神社といい、444段の階段を登った上にあります。
祭りは参道にあたる階段の掃除から。参詣者は掃除をしながら祠まで登ります。
祠の後に大きな岩があり、これには毎年長さ16mのしめ縄が取り付けられます。これまではこのしめ縄を氏子総代のみで取り付けていましたが、今年からは参詣者全員で取り付けることになりました。
その後、祠の中に集まり祭事が行われます。神主さんの祝詞や参詣者の玉串奉奠など。
そして皆でお神酒を頂いて祭りを終えます。
報告が遅くなりましたが、「銭宝のくらし応援隊」が「令和元年度しまね流福祉のまちづくり活動団体知事表彰」を受賞し、表彰式が1月29日に島根県庁知事室で行われました。
住民が主体となって、地域の福祉課題を解決するために活動を行っている団体に贈られるこの知事表彰、今年は「銭宝のくらし応援隊」の他、出雲市鵜鷺地区でミニデイやふれあいサロンを行っている「鵜峠ふれあいサロン」、安来市の赤屋地区で有償の生活支援をおこなっている「あかやてごする会」、邑南町日貫地区で加工品の販売や配食サービスを行っている「神楽姫サラ」の4団体が受賞しました。
「銭宝のくらし応援隊」は現在スタッフ11名で、高齢者世帯の草刈りや樹木の剪定、除雪等を行ってきました。今春から新たに配食サービスをスタートする予定で、配食スタッフ「銭宝キッチン」の12名が着々と準備を進めているところです。
この受賞を励みに、これからも頑張って行きたいと思います。お力添えをよろしくお願いいたします!
先月より飯南町から2地区の公民館、そして今週末にも別の地区から、銭宝に視察研修に来られます。銭宝の寄り合い処「田屋」で週1回行っているサロンや運動教室の取り組みに注目していただいています。
以前から地域で続けていた運動教室に加えて、食事と運動を組み合わせて昨年の夏から開始したサロン田屋。週に一回、食事を作ってくださるスタッフに支えられ、毎回約10名の高齢の方が参加しています。参加される皆さんは、毎回楽しみにして頂いている様で、サロンの日には、賑やかな笑い声が響きます。
視察の当日は、配食スタッフがお弁当を作ってくださいました。配食サービスは、お試し期間を経て、来春から地域で開始する予定です。
中山間地域の問題は、どこの地域も似通っており、そしてどの地域も、女性を中心になんとかしなきゃ、という思いで活動を始めておられるようです。
10月に来られた来島公民館、先日来られた志々公民館も、たくさんのエネルギッシュな女性の皆さんが、訪れてくださり、交流をしました。
お互いに情報交換をしながら、これからも長くお付き合いしていただけるとうれしいです。
11月3日(日)布施公民館ホールで「音で遊ぼう!」のイベントがありました。
いつもの音楽とは違うアプローチで、一緒に音を出して遊んでみよう”という今回の企画。ナビゲーターに作曲家で即興演奏家の寺内大輔さんと三宅珠穂さんをお迎えして、普段馴染みのあるオルガンや木琴、鉄琴から、民族楽器、テルミンという少し変わった電子楽器や、音の出るおもちゃや鍋等々、様々な音が出る物を使って、みんなでゲームをしながら遊びました。
当日は、町内外から子ども連れのご家族など約40名の方がご参加いただきました。色んな楽器の並んだテーブルから、楽器を一つ一つ手に取っては音を鳴らして、自分の好きな楽器を選ぶと、それを使って音の強弱をつけたり、スピードを変えたり、時には声を出したりしながらみんなで一緒に演奏しました。
また地元の若者のグループ、若宝会のメンバーが、おでんやうどん、おつまみなどを前日から仕込んで用意してくれました。カフェバーではなく、居酒屋?の様な雰囲気でしたが、休憩の時には行列ができ、美味しい!と好評でした。
島根県中山間地域研究センターには、大きな杉の柱でできた木琴、邑南町社会福祉協議会、東光保育園にはハンドベルや打楽器セットを提供していただきました。ご協力ありがとうございました。
そして真剣に、楽しく、参加者を盛り上げ、導いてくださった寺内さん、三宅さん、楽しい時間をどうもありがとうございました!
このイベントを通して、楽器で曲を演奏するのとはまた違った、音を楽しむ“音楽”として、音楽をもっと身近に感じていただけたらうれしいです。
島根大学教育学部の作野教授ゼミ合宿が、今年も銭宝で8月16日から18日の3日間行われました。
今年は10名の学生が参加し、恒例の赤馬滝での滝行?や座禅を体験し、邑南町内各地での調査に繰り出しました。今年の研究テーマは「総合戦略の実施状況と効果測定」。平成28年度から邑南町内の各公民館地域で行ってきた地区別戦略の活動状況を調査されました。各地区がそれぞれの地域の特色を生かして、様々な活動を進めていますが、その事業も今年が最終年度。事業終了後に地域が活動をどう進めていくべきか、銭宝地区も話し合いを重ねています。
17日の夕方からは、公民館で銭宝ビアガーデンを開きました。学生たちが各テーブルに分かれて座り、地域の方と交流しました。
9月9日からは、島根大学の留学生でアフリカ・マラウイ出身のギルバートさんが、銭宝に約3週間滞在されます。今回の合宿にも参加されていましたが、とても人懐こい性格で、言葉の壁を越えてすぐに地域に溶け込みそうな感じの方です。3年前に滞在された、ベトナム人留学生アインさんに続き、銭宝に再び異国の風が吹き込みます。楽しみにしています!